LIVING EVOLUTION  |  nudi

生活を進化させる技術

photo|nudi

text|nudi

多くの人はたぶん(僕も含めて)、生活って「仕方なくするもの」あるいは「代わり映えのしないもの」もっと言うなら「そんなに面白いことなんか起きるわけないもの」だと思ってるように見える。だからその生活、それは日常とも呼べるけど、そこからなんとか脱出したいと旅行に行ったり何か買ってきたりする。でもさ、そうかなぁ? 「生活」ってちょっと見方を変えてあげれば、ずいぶん違うものになるんじゃないか。たぶん何か方法があるはずだと……思ったんだ。      nudi[松岡裕典]

photo|nudi

2

昔、猫と一緒に暮らすようになって気が付いたのは「うちの猫はとなりの猫と顔が違う」ということでした。いや、そのことよりももっとショックだったのは、経験によって自分の知覚が変質することを実感したこと、さらには、この世界には「猫の顔を見分けられる人」と「猫の顔は全部同じに見える人」が共存している、ということです。それと同じことは他の事に対しても言えるはずで、わかりやすい例で言うなら「戦争を体験した人」と「戦争を体験しない人」では世界の見え方がまったく違うであろうことは、ある程度想像が付きます。人間千差万別と言いますが、これは人間の顔かたちが違う、考え方や感じ方が違うだけではなく「世界の見え方が違う」……おおげさに言うなら「違う世界に住んでいる」という意味でもあるんですね。

うちの猫はとなりの猫と顔が違う

活字というのは紙にインクで刷られた文字のことです。ではコンピュータや携帯電話のディスプレイに表示される文字をなんと呼ぶか、実はまだ呼び名はありません。なぜかというと、ほとんどの人が「ディスプレイに表示される文字と紙の上の活字は同じもの」と考えているからでしょう。でも僕は違うと思うので「ディスプレイ上の文字」を「電字」と呼んでいます。では、電字と活字はどう違うか。たとえば電字は停電でコンピュータがストップすればすべて消えます。操作ミスでも消えます。CD-Rに記録しても10年程度で消えると言われています。しかし、活字は1000年単位で保存できます。この「消えない」ということが一番の違いで、それは安心感・信頼感につながります。だからこそ僕らは「活字の本」に対してお金を払うのではないかと思うのですが。

3

text|nudi

photo|nudi

活字と電字の間にある深い溝について

というわけで不定期に追加[予定]

生活を進化させる技術
作成日:2011 年 08 月 12 日

  • 著者:nudi
発行:nudi

©nudi 2011 Printed in Japan

bcck: http://bccks.jp/bcck/40178
user: http://bccks.jp/dept/nudi
format:LCL_06 #311

生活を進化させる技術