コンビニに ことばを 打ち捨ててきたところ  |  pizzicato

コンビニに
ことばを
打ち捨ててきたところ

 

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ことばにできないことを、ことばにすることはできるのだろうか。

2011516

コンビニに
ことばを
打ち捨ててきたところ

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20110413
埋もれ

コンビニに
ことばを
打ち捨ててきたところ

「文学のようなもの、なんて余剰だ
誰にとっても、自分にとってただの文学にそれらがなってしまったらそれはもう他人のものだ
そんな他人行儀は生命に 生活に とうてい勝利できない
そんな余剰の中でふわふわ平和にばかりもしていられないから
やっぱり、
生きていく私には詩だけでいい
詩だけでいいから、もう一度書きます」

2010827
いるようでいない。

川上弘美「ニシノユキヒコの恋と冒険」読了。

知り合いの、とてもしょうもない男の子を思い出した。ニシノユキヒコが、彼に似ていた。なんとなく。








男は~という言説も
女は~という言説も
つまるところはどちらも自己愛である。

甘やかされてばっかりだったおとこのひと
甘やかされてばっかりだったおんなのひと
だれがどうしてあげたって、他人は中心にとって点でしかない
中心は、転げようとぶつかろうと崩壊しようと線の中を生きているので
そのことを知っているふりをしながら
たまに忘れてしまう
彼の涙も 彼女の痣も
点には一瞬だけしか関われない
そのことを知っているふりをしながら
たまに。

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コンビニに
ことばを
打ち捨ててきたところ

パソコンとの相性についての議論。
いい加減にして欲しいほどのスピードの遅さ
「だいじなのは愛情より相性」であるらしい
バイト先の女の子が言っていた
その子は、ドラマの中で言っていたと言っていた

バイトの帰りがけに

下落合の踏み切りを渡った橋の上に、ぼろぼろになった透明なビニール傘があって
傘の骨の具合がなんだかミジンコのようだったから写真を撮った
しかしあまりにも私に写真を撮る技術がなかったせいで何がなんだかわからないものになってしまった
たぶん私は、傘以前のその姿を伝えるんじゃなくて、ミジンコみたいだった。って言う役割なんだろうな
それはカメラとの相性以前の議論である

4

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コンビニに
ことばを
打ち捨ててきたところ

2010815
銀色にひかる





今日すれちがったサラリーマン(年齢高め)が
煙草をすい終えると共に、「たかこさん・・」と呟いたのでびっくりしました







せっかく借りてきた「さよならみどりちゃん」が再生できなかった。
やはりPC買い換えたいです。

ネットの海をてんてん
ことばだけで、見つかるものって
なんなんだろう
ことばでしかしらない、
いろんなひとの日常
私たちはどんどん
ことばに回帰してゆく




圧倒的にことばで作られているわたしの日常

5

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2010807
セブンイレブン前にて男を惑わすたかこさん

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打ち捨ててきたところ

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2010804
よく煮込まれた

コンビニに
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打ち捨ててきたところ

夜はいろんなものが通る
たとえば爆音のバイク
たとえば規則正しいリズムのランナー
たとえば(ありもしない)船の汽笛
夜はしずか
干しっぱなしのバスタオルが小さな風に吹かれて
マリリン・モンローがスカートの裾まくるみたいな動きをしている
バスタオルなんかに誘われている!

たとえば色気。

夜の色気

2010702
サーモンの月
返事はいらない、の意味

夢を見た。

想像もしていなかった、しかし確実に起こり得る事態の中にいる夢であった。
自分が今、最終地点にいるかのような心地でいることを認識した。
人生がまだまだ続いてゆくとして、私はまだまだ信じられないくらいかなしい出来事に遭遇しなければならないのだ。
自分は常に一地点でありすぎて、時間が経つほど、そのおそろしさを忘れてしまう。

(しかしそんなことを認識しようがしまいが、今ここ、ここ、にしか、私はいられないのだけどね。どっちにせよ。)

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7

午後、鮭を揚げていたら煙を感知した報知器が鳴った。
「火事です。火事です。」と、機械の中の女の人。
私がびっくりしてその声をどう止めるのか思案している間に、鮭は焦げた。

コンビニに
ことばを
打ち捨ててきたところ













鮭は、
甘酸っぱいタレに漬け込んで南蛮漬けになった。
できない人参の千切りがなんとなく成功して
焦げたことがわからないくらい醤油の色になったそれはきちんとおいしい気がした。
おいしいことよりも、気がすることが遥かに重要である、気がした。

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ことばを
打ち捨ててきたところ

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昼間、

かんかん照りの道路へ急な細い雨が降ってきて
地面ばかりが冷やされて湿度と熱気が私の首の下あたりまで上がってきた。
上昇した湿度の中を歩くのが非現実的で
獲得していることと獲得していないこと、どちらの方が心もとないのかなどとふと。

どちらにせよ、
私の身体はタフで、内側ばかりがきゅうきゅういうのだろう。