ぼく、坊さんです~。  |  serizawa

 
 
 
 
 
 
 

ぼく、坊さんです~。

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ぼく、坊さんです~。

 

 
 
 
 
 

 
 
 

ぼく、坊さんです~。

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「今日も俺の運転は生かしてるぜ。」坊主は、満足気な表情を浮かべた。相手の車の運転手はすごい形相で坊主をにらんでいる。「あいつ目がやばい。きっとクスリでもやっているんだろう。かわいそうなやつだ。」坊主は同情の色を浮かべ、相手の運転手が大声で罵声をあびせているのを尻目にその場を離れた。
しばらくバイクで疾走した坊主は、代民山というおしゃれタウンに、愛車で乗りつけた。そして、坊主は、ミッドセンチュリーの家具が配置されたカフェに入って、「ハムとチーズのベーグルサンドと抹茶ラテ」を注文した。坊主は抹茶を嗜む心を忘れない。ベーグルサンドを食べ終わった坊主は、イームズのイスに行儀悪く腰をかけながら抹茶ラテを飲み、物思いにふけった。午後からは、説法の時間だ。近所の檀家が説法を聞きにくる。
「今日のお題は何にしようか。」腕をくみながら何か適当な題材を考えている。

チーン。ポクポクポク。チーン。
坊主がお寺で木魚を叩いていrる。
ポクポク、カンコンカンコン、ゴーン。その音はリズミカルに。どんどんどんどんリズミカルに。カンコンカンコン。ゴーンゴンゴン。
体を揺らしながら、木魚を気持ちよく叩いている。カンカンカン。坊主は乗りに乗っている。テンションがあがりきったところで、朝の勤めであるお経を終わらせた。
その後坊主は、境内の掃除にとりかかった。ダイソンの掃除機を取り出し、廊下や部屋の掃除を始めた。広い境内の掃除を5分足らずで終わらせた坊主は、ブランチをとるため、愛車のフュージョンに乗り込んだ。フュージョンからは、坊主お気に入りのナンバーが流れている。信号は気にしない。気持ちよく疾走している。「おっと、危ない。」危機一髪。危うく横からきた車と衝突しそうになったが、坊主の天才的な運転技術により難を逃れた。

 
ぼく、坊さんです~。
  • 著者:serizawa
作 成 日:2009 年 11月 24日
発   行:serizawa
BSBN 1-01-00030555
ブックフォーマット:#464