中国1994  |  mymttky

 

ミヤモトタクヤ

 

中国1994

はじめに





日々の暮らしを写真に収めるようになったのは、

いまから15年ほど前の1994年。大学生だった頃。

これからなにかが変わる予感がする中国に興味を抱き、

北京に留学した際、持っていたフィルム一眼レフカメラ。



あの頃、留学先で学んだ語学はすっかり忘れたけど、

いまも残るフィルムやプリントを見直すと

鮮明に景色や人、そして匂い、音、空気までも

思い出されてくるのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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北京の朝





北京の大学に通っていた頃は、とにかく朝が早かった。

大学までの送迎バスの本数に限りがあり、

それに乗り遅れるとかなりの距離を歩かなければならず、

日本人留学生の宿舎みんなで起こし合っていました。



でも、途中から現地で自転車を買ってからは、

マイペースで起き、出発し、そして寄り道しながら

カメラを握ったまま通学を楽しんでいました。



ねぼけまなこで自転車に乗り、会社や学校へ行く人と並び、

屋台でお粥を飲んで、また自転車をこいで走った朝。

いまもむかしも、日本でも中国でも、朝は大好きな時間。