千里の ウルルン滞在記  |  fuutaro

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千里の
ウルルン滞在記

 
 
 

2009422

北海 千里

千里の
ウルルン滞在記

photo by Chisato

写真上 間違えて降りたプリンスエドワード島の空港

 
 
 

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200948

 

?プロローグ

 

TVの「世界ウルルン滞在記」ご覧になっていますか。

皆さんとってもウルルンファンの方が多いんですねぇ。
埼玉県の恵美さんほか大勢の方から「ステイ先の外国の方が家族同然よ!っていつも言うので私はそこで涙します。」とメールを頂きました。

でも「ウルルン」って何のこと?
「出会ウ、食べル、泊まル、体験」の語尾をつなげたものと聞いたことがあります。

◆そういうことだったら千里にも経験があるよ、ということで今回は千里の「ウルルン滞在記」のお粗末! よろしかったら聞いてくださいませ。

◆あれは何年か前の初夏のころ、カナダ東海岸、ハリファックス市でのある見本市に事寄せて本場のロブスターを食べにいこうなどと不純な動機で始まったこの旅行。
この町は人口35万の港町、函館と似た環境で、姉妹都市の間柄なの。

◆ついでにシカゴの友人とこへ立ち寄ってなどと考えて格安日程を小さな代理店に組ませたのが今から思えば間違いの元だったのね。
出発の前の日に代理店の人が来て、現地は見本市でホテルがとても混んでいるのでもしトラブルがあったときはこれをと、トラベラーズチェック1冊と現地ホテルのフロントマネージャーあての封筒を置いていったとき、なんだか変だと気づかなきゃいけなかったんだけど、根が脳天気な千里です。すべては後の祭りだったんよ。

◆ スーツケースはシカゴまでスルー(直送)にしたつもりで、ハンドバッグだけの
軽装でまずはノースウエストの本拠地ミネアポリスで入国手続き。
審査官が荷物は?と聞くのでこんだけとハンドバッグ見せると、ほんとにそんな格好で日本から来たのかと疑わしい目つきするの。
こちらはスーツケースはシカゴへ直送されるとばっかり思っているから当然「オブコース」。
「オフコース」になってるなんて夢にも思っていなかったんよ、そん時は。

◆ 飛行機乗り換えてシカゴについたらスーツケースが待てど暮らせど出てこない
じゃないの。
係員に聞いたら、いろいろ調べてくれて「あんた、ミネアポリスで荷物置きっぱなして来たでしょ」って。ひぇー、そんなん知らんよ、スルーにしてって言ったのに。
明日又取りにおいでですって、オーマイゴッド。

◆シカゴでは三日間友達と遊びほうけて楽しかった。今では世界一の高さではなくなったけどシアーズタワーにも昇ったし、ミシガン湖で釣りもできました。釣れたのはでかいナマズだったなぁ。友人宅でバーベキューにして食べちゃったけど美味しかったです。

◆ シカゴでも人に言うと「あんたアホちゃうか」と言われそうないろんな思い出ぼ
ろぼろとかき捨てて、一路目的地ハリファックスへと向かったんだけど、これがまた難行。
直行便が無くてモントリオールで乗り換えることに。

◆ その機中で隣に座ったカナダ人の牧師さんが、大阪の教会から里帰りとかでいろ
いろとカナダのことを教えてくれたの。私の会話力では苦しいんだけど、ハリファックスの様子など聞きたいもんで頑張りました。
空港へ着いたら牧師さん「ほな気ぃつけて行きなはれ」ですと。
キーッ、この人、日本語ペラペラだったんよ。牧師の癖して人がわるいなもう。

◆ 変な坊さんに会ったせいで?モントリオール空港では、またもや一騒動がまって
いたぁ。
 千里は果たして目的地へ無事着くことが出来るのでしょうか。パパンパンパン!

  写真下 PE島シャーロットタウンの市街地 ライブカメラ

プロローグ

◆スーツケースはシカゴまでスルー(直送)にしたつもりで、ハンドバッグだけの軽装でまずはノースウエストの本拠地ミネアポリスで入国手続き。

審査官が荷物は?と聞くのでこんだけとハンドバッグ見せると、ほんとにそんな格好で日本から来たのかと疑わしい目つきするの。

こちらはスーツケースはシカゴへ直送されるとばっかり思っているから当然「オブコース」。

「オフコース」になってるなんて夢にも思っていなかったんよ、そん時は。

◆飛行機乗り換えてシカゴについたらスーツケースが待てど暮らせど出てこないじゃないの。

係員に聞いたら、いろいろ調べてくれて「あんた、ミネアポリスで荷物置きっぱなして来たでしょ」って。

ひぇー、そんなん知らんよ、スルーにしてって言ったのに。
明日又取りにおいでですって、オーマイゴッド。

◆シカゴでは三日間友達と遊びほうけて楽しかった。

今では世界一の高さではなくなったけどシアーズタワーにも昇ったし、ミシガン湖で釣りもできました。

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200948

text | 北海 千里

 
 
 
 
 
 

千里の
ウルルン滞在記

釣れたのはでかいナマズだったなぁ。友人宅でバーベキューにして食べちゃったけど美味しかったです。

◆シカゴでも人に言うと「あんたアホちゃうか」と言われそうないろんな思い出ぼろぼろとかき捨てて、一路目的地ハリファックスへと向かったんだけど、これがまた難行。

直行便が無くてモントリオールで乗り換えることに。

◆その機中で隣に座ったカナダ人の牧師さんが、大阪の教会から里帰りとかでいろいろとカナダのことを教えてくれたの。

私の会話力では苦しいんだけど、ハリファックスの様子など聞きたいもんで頑張りました。

空港へ着いたら牧師さん「ほな気ぃつけて行きなはれ」ですと。
キーッ、この人、日本語ペラペラだったんよ。牧師の癖して人がわるいなもう。

◆変な坊さんに会ったせいで?モントリオール空港では、またもや一騒動がまっていたぁ。
 千里は果たして目的地へ無事着くことが出来るのでしょうか。パパンパンパン!
(次号へ続く)

 

                                 text | 北海 千里

写真上:ハリファックス市街             photo | fuutaro

◆「出会ウ、食べル、泊まル、体験ン」の千里のけったいなウルルン滞在記、みとくれやすな。

◆変な坊さん?に、「千里がぁ 出会ったぁ・・」そのせいでモントリオール空港では、またもや一騒動が。
 千里は果たして目的地へ無事着くことが出来るのでしょうか。(前号まで)

◆いよいよ最終目的地ハリファックス行きのカウンターに行ってチケット出すと何と言われたと思います?

◆「その飛行機はとっくに空の上だべ」そんな馬鹿な、飛行機って遅れることはあっても早く出発するなんて聞いたこともないよ。おかしいんでないの。

「おかしいのはあんさんの時計だべ。メゲてるんでねか」

世界に誇るセイコーの時計になんてことを、といいかけてはっと気がついたの。

時計はめげてないけど、注意力がめげてたんだわ、あのボンさんのせいで。

◆シカゴとモントリオールじゃ時差が1時間あるのね。
アメリカって広いから太平洋、山岳、中部、それに東部標準時とあるのすっかり忘れてたよ。

なんせ稚内から台湾のそばの与那国島まで同一時計という便利な国に住んでるんだもん。

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2009419

変な坊さん?に、「千里がぁ 出会ったぁ・・」

千里の
ウルルン滞在記

写真下:ハリファックス ダウンタウン  photo | fuutaro

 
 
 
 

◆「ほんであんさん、どちらへ行きはりまんねん。へ、ハリファックス?そらまたご苦労はんどす。わては、次のプリンスエドワードで降りますけんね、ほな気ぃつ
けていきなはれ」

ひぇー、この飛行機ハリファックス行きでないってどういうこと?

それにあの坊さん以来「ほな気ぃつけていきなはれ」はゲンが悪いんよ。
またもやなにやらよくない予感が・・・

◆着陸した空港は周りが牧草地帯みたいなところでまるきりカントリー風!

スチュワーデスさんに聞いたら、このまま座っていて次の空港で降りればそこがハリファックスだけんねということらしい。

らしいというのは、フランス語でペラペラやるので、悪いけんど英語でしゃべってもらえません?と頼んだら、「さっきから英語でしゃべってるやんけ」と叱られて
しまいましたよ。

キャぁそれは失礼しましただ、だどもどう聞いてもモレシャンさん風にに聞こえるんだもんね。

 ま、函館訛りとモントリオール訛りのへんな英語同士だからどっちもどっちなんだけど。
(モントリオールはフランス語の町なのです)

 
 
 
 
 
 

千里の
ウルルン滞在記

変なばっちゃに、「千里がぁ 出会ったぁ・・」

text | 北海 千里

2009419

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◆ミスしたのが最終便だったもんで、頼んで他社便を探してもらいやっとこさローカル線の座席を確保。
やれやれ。

それやこれやで、飛行機には乗り遅れるわ、機内食を当てにしていたので昼食も気がつけば食べてないわ、

で一眠りしたいのに隣に座ったムーミンママみたいな人のよさそうなおばあちゃんが盛んに話しかけてくるもんで、寝ることも出来ません。

◆「おねえちゃん、どっから来はったん?」
「フロム ハコダテ ジャパンよ」
「ハコダテ?東京の近くどすか」
「んだよ、郊外みたいなもんさぁ、時差なんてややこしいもんもないもんね」

こんなところでばっちゃに八つ当たりしてどうする。おなかすくとどうも品性が悪くなるンよ、私って。
ごめんな おばあちゃん!

◆このおばあちゃん、好奇心がすごくて、へんな質問を連発してくるの。

日本人はタコ食べるってほんとか?とか、魚をどうして生で食べるのかとか、なぜ知らぬ人と一緒に風呂へ入るのかとか、説明するのにもうくたくたペコペコ。

写真下:名物ロブスターの栓抜き photo | fuutaro

text | 北海 千里

 
 
 
 
 

◆それにしてもプリンスエドワードってどっかで聞いたことがあるような。
頭ん中でファイル検索してみると、思い出したぁ。

プリンスエドワード島、かの有名な「赤毛のアン」の生まれ故郷でないの。

こりゃ思わぬことで思わぬところへ来れちゃったわ。
儲け!

あの本では、登場する島の人は皆おしゃべりだったような気が。

だからあのばっちゃ、おしゃべり好きだったのね。
納得なっとく!それにしてもおなかがすいたなも。

◆変なばっちゃに「千里がぁ出会ったぁ・・」そのせいでハリファックスではまたもや一騒動がまっていたぁ。
 
千里は果たして目的地へ、無事着くことが出来るのでしょうか。(次回へ続く)

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千里の
ウルルン滞在記

写真上:ハリファックス空港は森の中      photo | fuutaro

千里の
ウルルン滞在記
  • 著者:北海 千里
  • 企画:自然生活館ふうたろう
作 成 日:2009 年 04月 08日
発   行:北海 千里
BSBN 1-01-00023436
ブックフォーマット:#295

 

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ウルルン滞在記

北海 千里