hisakazima  |  kazumisato

 
 到着した朝、展望台の清掃作業を終えた島の人達と一緒にお昼ごはんを食べました。
 
 話しかけてくれた方達は、私が札幌から来たことを知ると、びっくりされ、そして本気で心配をされ始めました。
 
 「久賀島に5日間?見るところないよ。福岡や長崎なら見所がたくさんあるのに」

 空の下にみんなで集まって、馬頭琴を聴きながらおにぎりを食べることも、山のいろんな緑がさまざまに光を浴びて輝いていて、見下ろせば見たことのない色合いに海がきらめいている様子も、鳥の声や演奏が静けさに吸い込まれてしまうことも、おじいちゃんおばあちゃんがみんな少年や少女みたいなのも、ここにいる人達にとっては当たり前のことでしかないということにショックを受けました。