burnable  |  seikione

燃 え る ゴ ミ

photo | seikione

洞爺湖サミット関連の報道を見ていて
ふと足元が気になった。

なんか足が地に着いていないような
歯がグラグラ浮いたような感じ。
エネルギー、食糧、そしてCO2。
結局、戦争がビジネスに置き換わっただけで
自国の利権を競っている感じ。
まったくもってビジョンのない我が日本は
なんだか見栄っ張りで、どうしようもない。

もっと身近なことを知りたくなった。
昨日、捨てたゴミはいまごろどうしているのか。

15

煙の出ない煙突。

photo | seikione

text | seikione

品川駅から東京湾に向ってバスで20分ほど。オフィス、住宅ビル群を抜けて橋を渡ったところ。この橋、バス以外はほぼ業務用車しか渡らない。最後のふるいを通過した感じ。「未知との遭遇」的な特別な場所に来た感じ。

港区のサイト見ていたら清掃工場見学を受け付けていた。
今回は「燃えるゴミ」が燃やされている部分の見学となる。
ご覧のような船と波をイメージしたモダンな建物。
実は東京湾大華火祭の知られざる絶好のスポットでもある。

photo | seikione

港清掃工場見学

ウォーターフロント=平成の出島

photo | seikione

入口です。

安易な水色

photo | seikione

いたってシンプルなつくり。
まったく関係ないが市民体育館の入口にも似ている。
周りにはセメント工場が3社も並んでいた。
道路幅も無駄に広い。

そういえばゴミ回収車ってこの色だった。
なぜ水色?
清潔をアピール?
なんとなく人工的な水色がとても気になる。

photo | seikione

見学の最初に20分ほどの子供向けのアニメを見せて頂く。
分かりやすく、良く出来ていた。童心に戻った感じ。
当然、この主人公であるゴミ袋の兄弟は最終的に焼かれてしまうのだけど、痛がりもせず灰になって幸せになりました。

ゴミ袋兄弟の物語(タイトル忘れた)

東京23区内の廃棄物の中間処理(焼却・破砕等)を行なっている組織。①資源・エネルギー回収の徹底、②環境負荷の低減、③最終処分量の最小化という循環型ごみ処理システムの推進を地味ながら確実に15年計画で実施している。

東京二十三区清掃一部事務組合

photo | seikione

photo | seikione

まず最初に、ゴミ収集車が収集ゴミを吐き出すところ。
タイミングがあえば次々やってきては効率よく吐き出していく。まるで「機関車トーマス」を見る子供の気分。人間の排便にそっくりで、それもまたをかし。

扉の開閉は自動化されており開いていてもエアカーテンで臭気を一切外気に出さないよう徹底されている。隔離されているがゆえに近隣居住者はほとんどいないが、建設にあたっては相当近隣への配慮がなされている。

出入り口はなんとエアカーテン

プラットフォーム

photo | seikione

photo | seikione

っていうと聞こえは良いが、要は「ゴミ溜め」である。港区、またそれ以外の地域のものも他の清掃工場の混み具合であるらしいが、回収されたゴミは一旦、このゴミ溜めに貯蔵される。

横幅51m、奥行17m、深さ17mのゴミ溜めを地上4階から見下ろす眺めは圧巻である。

意外に少ないなとも思いつつ、季節や他清掃工場との振り分けによって貯蔵量は変わるようだ。

ゴミバンカ       

photo | seikione

photo | seikione

text | seikione

そのゴミ溜めの中で「マトリックス」に出てきそうな異様な生き物が、ゴミを掴んで持ち上げてはグシャーン、グシャーンとあたりに拡散させている。ゴミがドドドーと落ちる様子もなかなか迫力がある。

一掴み回収車4台分のゴミ

ゴミクレーン

photo | seikione

窓越しでも多少の腐敗臭はしてきた。ちなみにこのゴミ溜めに生身で入ると1週間は匂いがとれないそうだ。機器メンテナンスで入ったあとは必ずシャワーで身体を洗浄する。大変な仕事である。

photo | seikione

ゴミの塊

焼却炉から補充のブザー

photo | seikione

が鳴ると、ゴミを拡散していたゴミクレーンが天井までゴミを持ち上げ、ゴミホッパと呼ばれる焼却炉の入口へと運ぶ。
どこかで見たような光景。

ゴミを掴むたびに表情がかわるゴミクレーンが目の前に。熱帯魚の水槽を見てるようでまったく飽きない。

photo | seikione