BAUHAUS  |  seikione

「現代にもっとも相応しい器具のモデルを入念に作り上げ常にそれを改善する、輪転機のような工房群」

なぜこの形、
なぜこの色、
なぜこの素材。

といった追求が芸術と技術を繋ぐ。
考えるからそこに科学も付随する。

「工房の作業と自由芸術との結合」

芸術と技術—新たなる統一

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自分たちの学び舎を自らデザインする。

写真は実現しなかったが
工房ごとに壁面を色分けするという提案計画書。
校長のグロピウスは自らこの指示書を要請して
おきながら、元の計画である、各工房の壁面を白で
塗ることにこだわったみたいだ。

これが結果的に「教室の壁は白」という
いまでは当たり前の概念の原型。

実在のデッサウ校舎の階段の踊り場や、
教室入口の壁面の一部分に
アクセントとしてこの色が配色されている。

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デッサウ校舎の色彩計画     

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こちらも実現しなかったが
BAUHAUSの准マイスターのための住宅。
マイスターたちのために
グロピウスが設計したマイスターハウスに
対抗して、准マイスターたちが
自分たちにも家を建てさせろと主張した。

人はときとして嫉妬から傑作を生み出すが
BAUHAUSでも、そんな競争意識から
指導者から自立した教え子たちが
自らが信ずるデザインを追求していった。

マイスターにスターを集めた学校でありながら
次世代のスターが自ずと育っていたことを物語る。

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1世帯用住宅 BAMBOS1

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展示場では
なんと空間が原寸大で再現されており
実体験できる。

天井と壁の色使い、窓からの光。
あらゆるものが無機質でなく、かといえ
大袈裟でもなく、とてもいい塩梅。
一世紀近くも昔のものなのに
いまでもモダンに思える。
最近のデザインは遠回りしているような
気がしてきた。

紀元直後にすでに出来上がって火山に埋もれた街
ポンペイを見たときも同じこと感じた。
複雑になったら基礎に戻れってことかなと。

グロピウスの校長室       

  • 著者:seikione
  • 協力:BAUHAUS experience, dessau
作 成 日:2008 年 06月 30日
発   行:seikione
BSBN 1-01-00015119
ブックフォーマット:#326