A Day in The Life of Zittanes  |  yonekawa

A Day in The Life
of Zittanes

15

ある晴れた秋の日の午後。
ジッタン・ファミリーは、
ガールフレンドのハルを誘って
多摩川のほとりにお散歩に出かけました。
お日さま、ぽかぽっか
いい天気ー。
ジッタン、のそのそのそのそ、
はー、着いたー。
リカちゃん、やれやれひと安心。

14

ぐんぐんコジル、先走る。
見るもの、嗅ぐもの、
あたらしくっておもしろくって。

けれど、あーたんママは、
世界の中心で叫んでいました。
「子牛じゃないよ、コジルだよ。
子牛じゃないよ、コジルだよ」

13

そこのけ、そこのけ、
コジルが通る。
年上の女のくせに
コジルにやられっぱなしのハル。
あーたんママ、
ニコニコウフフ、
かくれんぼ。

ジッタン幸せみんなも幸せピクニック。
あータンママいっしょ。
ヤンパパいっしょ。
リカちゃんいっしょ。
コジルいっしょ。
ハルもいっしょ。
おっきな青空、つきあたらない地面。
うっれしいなーうれしいなー。

12

おやつ、おねだり。
仲良く半分こ。
遠くでカラスがカアカアカア。

11

ねえ、ジッタン。
ねえ、ジッタンったらー、
なに考えてるのー?

10

なーんにも。
ただ、昔を思い出していただけさ。
遠い遠い昔。
幾時代も
幾世代も昔の思い出。

9

それってどんな思い出なの?

むかしむかしのその昔。
ジッタンとリカちゃんは夫婦で、
あーたんママとヤンパパはジッタンたちの
子供だったんだよ。

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