Review(書評)一覧

裸眼-RAGAN-

RyuYANO

Review(書評)一覧

揺らぎなさが見える。

もし映像や事実がはっきり見えたとしても、
やっぱり本質がよくわからないことがある。

人の顔や行動が見えても、
心までははっきりと見えないのと同じで。

要は目ではなく、心で、何を信じ、
何を見ようとしているか。
それによって何が見えているか。

それがわかっていれば、
ぼんやりでも、はっきりでも、
きっと心は同じように平穏なのだ。

やわらかな写真から、
きっと本質をつかんでいるであろう著者の
心の揺らぎなさや強さが伝わってくようである。

「裸眼」という言葉そのものが、
素で、依存はせず、動じない、
というイメージに思える。

by cape

2008.10.30 19:38

垣間見る内面と等身大の喜び

「裸眼」は本来、作者にしか観る事が出来ないはずの光景です。
作者しか知りえない内面を垣間見た気まずさの様な戸惑いと、作品に同調して、自分の中にある、他人に知らせる事が叶わない内面が解放されたような不思議な錯覚を感じます。

また、カメラを通すことにより、通常は現実世界から切り取られた一コマなり、一瞬の輝きのようなモノを観る事が多いはずですが、この作品からはむしろ脈々と流れる等身大の日常や生活の喜びを感じます。

産毛の1本まで見える高精細な写真とは別な角度から「あるがまま」の素晴らしさを感じる事が出来る作品だと思います。

by digiking

2008.10.30 00:33

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